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.milk and honey.

見えないちからや偶然をもっと信じていいよね

【滝沢歌舞伎2016】二幕 第六場 「鼠とお丸」

滝沢歌舞伎 林翔太 レポ

前回まで
◉一幕
【滝沢歌舞伎2016】一幕OP-「浮世艶姿桜」 - .milk and honey.
【滝沢歌舞伎2016】一幕「滝沢一座」-「蝶の戦い」 - .milk and honey.


◉二幕
【滝沢歌舞伎2016】二幕 配役・第一場「鼠小僧次郎吉、登場!」 - .milk and honey.
【滝沢歌舞伎2016】二幕 第二場 「お丸の団子屋」 - .milk and honey.
【滝沢歌舞伎2016】二幕 第三場 「鼠小僧、見参」 - .milk and honey.
【滝沢歌舞伎2016】二幕 第四場 「鼠の夢」・第五場「鼠、人を惑わす」 - .milk and honey.


第六場 「鼠とお丸」

無所から根岸くん目黒くん長妻くん谷村くん、続いて渡辺くん阿部くんが花道から登場。

「もう9日だってよ〜。」
「何が?」
「鼠が最後に小判を撒いた日がもう9日前ってことよ。 」
渡辺「鼠のことだ。きっと何か考えがあって姿を消してるんだ。」
根岸「まさか江戸の町を離れたってことはねぇよな?!」*1
谷村「鼠小僧が江戸の町を捨てるなんてこったぁ絶対にねーさっ!」*2
根岸「もしかして人形町の仙吉に捕まったなんてこと、ねぇよな?」
「馬鹿野郎!!天下の大泥棒鼠小僧に限ってそんなことはねえ!」

だよな〜っつって。
「また見てえよな、颯爽と小判を撒く鼠をよ」
谷村「ああ、それが江戸の人たちの、願いよっ」
渡辺「どこいっちまったんだろうねえ〜鼠は」
阿部「きっと今頃どっかの屋根の上でこの月を眺めてるさ。鼠が叶えたい夢を見ながらね」


「また来いよ〜鼠!」
「待ってるからな〜」
と口々に。



屋根の上にて、鼠小僧が次郎吉だと知ってるお丸ちゃんと鼠小僧2人きりの場面。

最終的にはお丸ちゃんが、
明日は大捕物になるよ。江戸の人の幸せのためでなく、自分の幸せのために生きてはくれませんか!ねえ鼠さん!!………次郎吉さん!!どうか、ご無事で…
と諭す。

この諭すまでになんやかんやするの。本当になんやかんや。
屋根の上に座る鼠。
お丸「登るわ!」
屋根に登ろうとするも高くて無理。
お丸「そっちの方が低いわね。まわる!」
花道のヘリを屋根のセットの逆側へソロリソロリと渡るお丸。セクハラする鼠。
お丸「わお!!!危ないじゃないの!!訴えるわよ!!!」

そこから更に、
・鼠がお丸に手を差し出すのに一悶着
・お丸が助走つける間に更に高さを増す屋根
・今度は引き上げるとみせかけてグリコ!ってしたり富士山!ってしたりお丸で遊ぶ鼠
・鼠の合図で下がる屋根にお丸「下がるのーー!!???これ下がるの!??」
・無事屋根の上に登った矢先のセクハラからの「訴えるわよ!!!!私すぅぐ訴えるんだから」
・お丸「鼠さんもさ、大変なんだよね」って芝居始めてしばらくして鼠に問いかけるもイビキかいて寝てる
・鼠が起きない
・起きたと思ったらやり直しを要求されて、お丸「どっから!???」鼠「グリコから」お丸「ながーーーい!!!!長すぎるわ!!!ちゃんとやってよ!???いいわね!???」

みたいなのを経て、

明日は大捕物になるよ。江戸の人の幸せのためでなく、自分の幸せのために生きてはくれませんか!ねえ鼠さん!!………次郎吉さん!!どうか、ご無事で…

に繋がる。
ここ第七場のセット組むのにこれくらい時間かかるんだろうけどこの2人のシーンがまあ長い。ふっかさんアドリブなどなど本当にお疲れさまでした。お丸ちゃん大好きだったよ〜お丸ちゃんにもう会えないの寂しい。


この2人の会話を聞いてた仙吉が、
仙吉「鼠小僧が次郎吉??俺が探していたのはあの時の次郎吉……??」

って気づいて、やっと仙吉と次郎吉が生き別れた兄弟だっていう伏線がここで回収される。*3


九郎次「仙吉に先を越されたらただじゃおかねえからな!!どこだっていい、鼠の出そうなところを当たれ!」
前田「どこでもいいって言ったって…なんかないんですかねえ見当は?」
九郎次「馬鹿野郎!!あったら苦労してねえだろ!!」
前田「あっ!どうなんでしょう??仙吉親分みたいに、鼠の心を読んでみるっていうのは!」
(心を読んでみる、のところで九郎次に向けて手ピロピロ〜ってするお調子者な前田くん(笑))

この前田くんの子分、怒鳴られ慣れてるというか九郎次が実はポンコツって知ってるからなのか、どんだけ怒鳴られても全然萎縮せずに変わらずお調子者なのが面白くて。

九郎次「うるせえ!!!」

案の定怒られる(笑)

九郎次「この俺に口出しすんじゃねえ!!
てめぇのせいだ。仙吉にやられっぱなしなのはてめぇが能無しだからだよ!!
今度取り逃がしたら命はねえからなっ!!!」

ヒイッ!ってなって、さすがにヤベーぞって察したかに見える前田くん。

徳俵「能無しなのはこいつだけじゃねえだろ!!!」

荒ぶる徳俵さんのターン再び。ほんと徳俵さんずっと怒鳴ってる。
宮舘くんも喉のケア大変だったろうなぁ。

徳俵「ここまで鼠を捕まえられないんじゃ、同心としての名が廃るというもの!
今度鼠を取り逃がしたらこの徳俵進之助、腹を切るようにとお奉行様にきっつく申し渡されているのだ!」

切腹?!?ヒエーー!!って両手を口に当てておっかなそうにする前田くん。そうそうどうやら大変な事態のようだよ前田くん。


徳俵「探せ!!鼠を探し出せぇ!!」

前田「へいっ☆☆!!!」

元気ないいお返事(笑)
いい笑顔なの笑う。
ねえさっきの重たい空気どこいった!?(笑)
ほんっともう前田くんのこの役がさぁ〜ほんっといい味出してて可笑しくて。いや〜前田くんいいわ。


小次郎・佐助コンビが下手から出てくる。
佐助「どこ行っちまったんだ仙吉親分は!?」
小次郎「それが急に消えちまったんだ…!鼠の何か大事な手がかりでも手にしたのか…」
佐助「だったら俺たちに言ってくれても良さそうなもんだがなぁ?」
小次郎「何か妙な因縁を感じないか?親分と鼠に」
佐助「確かにな。親分は鼠のことを誰よりも知ってるみてえだ。親分は鼠の先を読む。するってえと、鼠はまたその先読む。」
小次郎「互いに手の内を知り尽くしてるってことか」
佐助「どんな因縁なんだろうなぁ」


突然下手から出てきて仲間を探す掛け合い台詞のシーン、…ドリボ!?ってなった。





以下見所ポイント箇条書き
  • というか谷村くんについて少し

谷村くんに対してこんなにもその台詞回し好きだな〜江戸言葉似合うな〜って思うの、そのお顔に両津勘吉みがあるからかな?とここにきて気づいてしまった。江戸の下町感。
あと絶対げんげんより谷村くんの方が大工顔だよね。げんげんに力仕事とかさせらんなくない?谷村くんはさ、なんかほら、俺ほどになると持てねぇものなんて絶対にねぇさっ!つってヒョイと持ち上げてくれそうじゃん。(ぜってえにねえさっ!がお気に入りです)
谷村くんよかったな〜一生懸命で。って一生懸命はみんな一生懸命だったね。
谷村くんはダンスが特徴的なイメージだったんだけど、それを今回みんなと揃える努力をしたというのもグッとくるエピソードでした。



★佐助さん

  • 佐助さん台詞④〜⑦


佐助「どこ行っちまったんだ仙吉親分は!?」


佐助「だったら俺たちに言ってくれても良さそうなもんだがなぁ?」


佐助「確かにな。親分は鼠のことを誰よりも知ってるみてえだ。親分は鼠の先を読む。するってえと、鼠はまたその先読む。」

するってえと、が好き


佐助「どんな因縁なんだろうなぁ」

ここのシーンほんとドリボ思い出した。江田「ヤマモトの意識はまだ戻らない!」とか言い出しそうな雰囲気あった。(江田くんいないしドリボではない) 林「誤解は全てとけたっていうのに…」とにかく探そう!ああ!




続いてはいよいよクライマックスの第七場!

*1:ネギ回してる以外もセリフあったー!他にも、別のシーンにて「嫌われ者は世をはばかるって言うけど、全然はばからねぇんだよなああの親分は!」って九郎次をdisるのも根岸くんとのこと

*2:谷村くんの台詞まわし本当に異様に好き。江戸言葉が似合う声と喋り方してる

*3:これ毎回思うんだけど、「あの時の次郎吉?」って言うなら、江戸の町の次郎吉の名前が次郎吉な時点で気づかないもんかね?そんなに次郎吉いっぱいいる?いるんだねきっとね